アーノルド・シェーンベルク合唱団の新CDがリリースされました。
ASC EDITION 13 (2019, ライブ録音)
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1972年に指揮者エルヴィン・オルトナー氏によって設立されたアーノルド・シェーンベルク合唱団 (Arnold Schoenberg Chor) は、オーストリアで最も多岐に渡った演奏活動を行い、またその出演回数の最も多い合唱団である。2006年よりアン・デア・ウィーン劇場–ウィーン新劇場–の劇場所属合唱団として、オペラにも出演している。レパートリーは幅広く、ルネッサンス・バロック から現代(特に 1910年以降の楽曲)である 。無伴奏(ア・カペラ)演奏に焦点を置く一方、大編成合唱付きオーケストラ作品にも常に需要がある。
アン・デア・ウィーン劇場への出演は、1988年のシューベルトの音楽劇『 フィエラブラス』 (指揮:クラウディオ・アバド、演出:ルーツ・ベルクハウス、企画:ウィーン芸術週間 )に始まり、2007年に音楽誌『Opernwelt (オペラの世界)』に紹介された、ヤナーチェクの歌劇『死者の家から』 (指揮:ピエール・ブーレーズ、演出:パトリーチェ・シェルー、企画: ウィーン芸術週間)、2009年のヘンデルの演出付きオラトリオ『メサイア』(指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ、演出:クラウス・グート)、国際オペラアワード(2016年)を受賞したブリテンの歌劇『ピーター・グライムス』(指揮:コーネリアス・マイスター、演出:クリストフ・ロイ)など数多く出演を続けている。2017年、ロンドン・国際オペラアワードにて 、アーノルド・シェーンベルク合唱団はオペラ合唱最高賞を受賞した。
コンサート活動において、アーノルド・シェーンベルク合唱団はアジアやアメリカへの出張公演も行なっている。ヨーロッパ内やオーストリア国内の音楽祭 、例えばウィーン芸術週間、ザルツブルク音楽祭、Wien Modern(ウィーン近代音楽祭)、Carinthischer Sommer(ケルンテン夏音楽祭)、Styriarte Graz(グラーツ・スティリアルテ音楽祭)などに度々客演している。
指揮者ニコラウス・アーノンクールとは、約40年の長きにわたり共演し、中でも2002年にはバッハ『マタイ受難曲』の録音でグラミー賞を受賞している。ニコラウス・アーノンクールとの録音作品には、その他、バッハ・カンタータ(2010年グラミー・ノミネート)、ヘンデル・ハイドンのオラトリオ作品やモーツァルト『Geistliche Musik』、ガーシュウィン『ポーギーとベス』、さらにはアーノンクール氏の遺作となった2016年『ミサ・ソレムニス』がある。
アーノルド・シェーンベルク合唱団の最新CDは、マックス・レーガーのモテットと聖歌『Die Nacht ist kommen(夜が来た)』である。